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天台宗

天台宗の宗祖

伝教大師最澄(766〜822)

天台宗のご本尊

阿弥陀如来が一般的ですが、釈迦如来、薬師如来、観音菩薩をお祀りすることもあります。

天台宗のお唱えする文句

南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)

天台宗の主な経典

法華経、阿弥陀経、大日経、梵網菩薩戒経

天台宗の教え

天台宗は、妙法蓮華経(法華経)こそ、仏陀の教えの究極を説いたものとします。この法華経を中心に、菩薩戒・顕教・密教・禅法などを融合した総合仏教といえます。
これを「四宗相承」と言い、円・密・禅・戒、そして念仏を法華経の精神で統合していこうというものです。そして、すべての人、生物、存在には仏になる可能性があると教えています。
天台宗宗憲には「天台宗は宗祖大師立教開示の本義に基づいて、円教、密教、禅法、戒法、念仏等いずれも法華一乗の教意をもって融合しこれを実践する」とあります。

天台宗の歴史

天台宗の名のルーツは中国の浙江省にある天台山にあります。中国隋代に天台宗を開いた天台大師は、天台山を修行の地に定め根本道場を開いたため、その系譜を天台宗と呼ぶようになりました。わが国に天台宗を開いた伝教大師最澄も、中国に留学中に天台山で修行しています。
最澄は、天平神護2年(766)近江国に生まれました。長じて、当時のさまざまな仏教を学び修行した最澄はやがて天台大師の教えに出会い、なんとしても中国に渡り天台宗の極意を学ばなければならないと決意、留学を果たします。
そして、中国で研鑽を重ねた後、多くの仏教典籍とともに帰国し、日本に天台宗を開くのです。開宗は、延暦25年(806)1月26とされています。その後、慈覚大師円仁・智証大師円珍・五大院尊者安然・慈慧大師良源・恵心僧都源信・慈眼大師天海らの名僧によって天台宗は発展を遂げることになります。

総本山

比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本本町)

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