お仏壇・お位牌Q&A

お仏壇Q&A

■お仏壇の飾り方について

Q.お仏壇を届けてもらうのに良い日、悪い日はありますか?
A.仏滅や友引を避けた方が良いと言われたり、大安を選ぶ方もいらっしゃいますが、大安や仏滅等の六曜と仏教は一切関係がありません。お客様のご都合に合わせた日を選ばれると良いでしょう。
Q.お仏壇はどこに安置すればよいでしょうか?良い向き、悪い向きはありますか?
A.お仏壇の設置場所については諸説ありますが、各ご家庭の住宅事情にあわせて、ご家族の皆様が毎日の生活の中で自然にお祀りになれる場所を選ぶことが大切です。
なお、お仏壇の材質的な特性上、直射日光の当たる場所や湿気の多いところ、乾燥するところは避けてください。以下に代表的な説をご紹介します。
● 本山中心説:お仏壇の背を本山に向けて、礼拝する方向が本山の方角になるように設置する
● 西方浄土説:お仏壇の正面を東に向けて西の方角に礼拝するように設置する
● 南面北座説:お仏壇の正面を南に向けることでお仏壇に直射日光が当たらないように設置する
Q.お仏壇の中に飾る仏具は、宗派によって違いはありますか?
A.基本的に宗派による決まりはございませんので、お客様のお好みに合わせた仏具をお選びいただいて問題ございません。
※浄土真宗本願寺派(西)、真宗大谷派(東)の場合には、専用の仏具がございますので、購入前にご相談ください。
Q.お仏壇と神棚を同じ部屋に安置しても大丈夫ですか?
A.同じ部屋に安置しても構いません。
ただし、向かい合わせに配置するとお参りしている際に片方にお尻を向けることになるので良くないといわれています。
また、お仏壇の真上に神棚をお祀りすることも良くないとされています。家のスペースの都合上、上下に飾らざるを得ない場合は、それぞれの中心をずらして飾ることでお参りの際にどちらにお参りしているのかを明確にされたほうがよいでしょう。
Q.お仏壇の扉は閉める必要はありますか?
A.日中は扉を開けておいて夜に閉じる方もいますし、一日中開けておく方もおられますが、特に決まりはございません。来客時には閉めておいたり、仏間を掃除する際にホコリが入らないように掃除の間だけは閉めておくなど、それぞれの生活スタイルに合わせて扉の開閉をすると良いでしょう。

■仏壇の仕様について

Q.「芯材」とは何ですか?
A.主に唐木仏壇の骨組みに使用されている材料を芯材と呼びます。お仏壇は基本的に芯となる木材の表面に別の板を貼り合わせる形でつくられます。大きく分けて以下の種類に分類されます。
●総無垢:芯材を用いずに全て天然の木材のみで作られたものです。加工製作が難しく職人に高度な技術が必要との理由で、現在ではほとんど作られておりません。 また高価な銘木を多く使用してつくられているため、金額は高値になります。
●集成材:小さく切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で組み合わせた人工の木材です。無垢材に比べ、乾燥割れや反りが少ないという特徴があります。
●MDF:「Medium Density Fiberboard」の略で、木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合して熱圧成型した「繊維板」の一つです。軽量で加工しやすく、木材特有の反りや乾燥割れなどが少ないという特徴があります。
Q.「○○練り」「厚板、薄板貼り」「○○調プリント」などの表記は、どのような意味ですか?
A.芯材の表面に貼り合わせている板の種類です。
●練り:厚さ5mm~7mm程度の銘木の板を貼り合わせたもの
●厚板貼り:木材の無垢板(3mm以上の厚さの板)を芯材に貼りつけたもの
●薄板貼り:木材の突板(0.1 ~ 0.8mm程度の薄板)を芯材に貼りつけたもの
●プリント:木目を印刷したシートを芯材に貼りつけたもの
Q.大きさが同じお仏壇でも値段が違うのは何故ですか?
A.お仏壇の価格は、素材、主材の工法、彫り物などによって変わってきます。
屋久杉・槐などの希少な木材や、紫檀・黒檀・鉄刀木などの唐木のように高級な木材を豊富に使ったものほど高価になります。また、彫刻、蒔絵、組木などは複雑なつくりになるほど、価値が高くなります。

■仏壇に関する豆知識

Q.お仏壇はいつ買うのが正しいのですか?
A.お仏壇を買う時期に決まりはありません。
初めてお仏壇をご購入される方の多くは、四十九日の法要までに新しくお仏壇を購入されています。
家の新築や引っ越しに合わせて家と一緒にお仏壇を新しく買い替える方もいます。
年忌法要に合わせて購入して、閉眼法要や開眼法要とまとめて行う方もいます。
この日までに買い換えなければいけないということはありませんので、ご親族でよく話し合われてから購入されると良いでしょう。
Q.お仏壇を購入する際に気を付けることは何ですか?
A.お仏壇の種類につきましては宗派による決まりはございませんので、お好みのデザインのものをお選びいただいて構いません。
ただし、お仏壇の大きさについては、安置される場所によってある程度決まってきますので、ご購入前によくご検討ください。
お仏壇ご購入ガイド
Q.お仏壇を買い替えたいのですが、古い仏壇はどうすればよいですか?
A.お寺等でお焚き上げをしていただくか、仏具店に引き取っていただくのが一般的です。
当店でも古仏壇の引き取りサービスを行っておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。
お仏壇のお引き取り・お引越し
Q.無宗教でもお仏壇を購入して大丈夫ですか?
A.問題ありません。お仏壇自体、宗派による決まりはありません。
Q.お仏壇に置くご本尊は宗派によって、異なるのですか?
A.宗派によってお祀りするご本尊・掛け軸が異なります。お仏壇のご購入前にご自分の家の宗派を必ずご確認ください。
宗派のご確認
Q.ご本尊と掛け軸の違いは何ですか?
A.ご本尊は、各宗教の信仰の対象として安置される仏様を指します。掛け軸は、ご本尊が持つ教化を補佐する役割を持っており、ご本尊と掛け軸の両方を揃えることで、より深く教化に触れることがかないます。
Q.ご本尊のみ置いて掛け軸はなくてもよいですか?
A.一般的にはご本尊と掛け軸を揃えることで、「三尊仏」とされ、いずれも開眼供養の対象となります。
ただし、お寺様によって見解が異なりますので、事前にご相談されることをおすすめ致します。

お位牌Q&A

■お位牌全般

Q.お位牌はいつまでに作ればよいですか?
A.一般的には遅くとも四十九日までに白木位牌から本位牌へと作りかえます。
ただし、事前に開眼供養(魂入れ)の日にちをお寺様とご相談の上、余裕をもってお作りいただくことをおすすめ致します。
Q.位牌の開眼供養(魂入れ)はいつ行えばよいですか?
A.一般的には四十九日までに白木位牌から本位牌へ作りかえた段階で行います。
開眼供養の日にちは、本位牌をお作りになる前にお寺様とご相談の上、決めておくとよいでしょう。
開眼供養(魂入れ)
Q.お位牌の大きさや材質、デザインはどんなものを選べばよいですか?
A.デザインや材質につきましては、お仏壇と同様に宗派による決まりはございませんので、お好みのものをお選びください。ただし、大きさにつきましては、安置されるお仏壇とのバランスやご先祖様のお位牌との関係がございますので、ご購入時に必ずご確認ください。
お位牌の種類
お位牌の大きさ
Q.戒名の文字は「彫り」と「書き」ではどちらがよいですか?
A.お客様のお好みによりますが、どちらにするかでお迷いの方には彫りをお勧めしています。書きは強く擦ると文字が消える可能性がありますが、彫りは彫った部分に金を練り込んでいるため、文字が消えることがないためです。
なお、ご先祖様のお位牌がある場合は、そちらに合わせることが多いです。
戒名・文字の種類・レイアウト
Q.本位牌購入後、白木位牌はどうしたらよいですか?
A.通常は、本位牌の開眼供養を行う際にお寺様にお納めします。ただし、お寺様によって方法が異なりますので、ご指示に従ってください。
Q.お仏壇に安置するお位牌の位置は決まりがあるのですか?
A.一般的な決まりがございます。以下の「お位牌の飾り方」をご参照ください。
お位牌の飾り方

■戒名・文字のレイアウトについて

Q.お位牌の戒名や文字のレイアウトに決まりはあるのですか?
A.特に決まりはございませんが、菩提寺様のご意向がある場合は、そちらに従ってください。
特にない場合は、一般的なレイアウトでお作りいたします。
戒名・文字の種類・レイアウト
Q.一部難しい漢字(旧字)が使われている場合はどうすればよいですか?
A.旧字体や画数の多い漢字、もしくは難しい漢字などの場合パソコンでは入力できない場合がございます。その場合、弊社にその旨をメールもしくは電話にてご連絡いただければ対応させていただきます。
Q.FAX・メールではなく、電話で文字確認はできますか?
A.申し訳ございません。弊社では「FAX」か「メール」のどちらかで、文字やレイアウトの確認をさせて頂いております。
電話など口頭のみでの文字やレイアウトのやり取りは、お位牌の誤字脱字の原因になってしまうので行っておりません。
Q.戒名がない場合はどうすればよいですか?
A.無宗教の方などで戒名が無い場合は、戒名を入れる表面に俗名を入れるのが一般的となっております。
その場合は、通常裏面に入れる俗名は省き、そこに行年もしくは享年を配置することが多いです。
戒名・文字の種類・レイアウト

■回出し位牌について

Q.回出し位牌とは何ですか?
A.回出し(くりだし)位牌とは、内部に戒名や法名を記した札を8~10枚入れる事ができるようにしたお位牌の事を言います。お位牌がいくつもある場合、1つにまとめることができます。
Q.回出し位牌はどのように作ればよいですか?
A.回出し位牌の場合、最初の札板に「○○家先祖代々之霊位」と入れ、2枚目よりご先祖様の札板とされる方が多いようです。
Q.回出し位牌にかえるタイミングはいつがよいですか?
A.一般的に33回忌を超えた古いご先祖様のお位牌がいくつもあり、お仏壇の中に入りきらなくなってしまった場合に回出し位牌にまとめます。 ただし、回出し位牌をお作りする際には、事前にお寺様にご相談ください。
Q.回出し位牌に替えた後、古いお位牌はどうすればよいですか?
A.古いお位牌は、お寺様で閉眼供養(魂抜き)して頂き、お納めします。新しい回出し位牌も新たに開眼供養(魂入れ)して頂きます。
Q.戒名や文字入れの料金は通常のお位牌と異なりますか?
A.通常のお位牌と同じ金額となります。
Q.中板は白木と塗り板のどちらがよいのですか?
A.特に決まりはありませんが、1枚目の「先祖代々~」の板は塗板で、2枚目以降が白木の板の場合が多いです。すべて塗板でお作りすることも可能ですが、塗り厚の関係上、1つの回出し位牌に入る枚数は白木板よりも少なくなります。

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